原点回帰ということでした

  
ぎりぎり間に合いました。

ティルマンス展。

写真を好きになった、熱狂の始まりは写真家ヴォルフガング.ティルマンスの作品でした。

大阪美容師見習い時代、夜行バスに乗って、東京でのティルマンスの展覧会に向かいました。本人のトークイベントもあった日で、あんまりにも一生懸命に話しを聞いている私に反応してくれたのか、イベント最中、最前列の私に笑いかけ、その場で私をカメラでワンショット、撮ってくれた奇跡の思い出があります。  それから十数年振りに、今度は大阪のみ開催される展覧会に、ヘアメイクになった私は東京から大阪に向かいました。

ティルマンス展、言わずもがな素晴らしかったです。昔の作品も新しい作品までの軌跡や、新しいディレクション、見せ方で生まれる奥行きや、ティルマンスの社会へのメッセージ、視点が私にはとてもストレートに届きました。

アーティスト存在意義の格好良さに胸を打たれました。

そんな中、展覧会に足を運び、20歳の頃の自分に会えた感覚があり、なんとなく気分が乗って、美容師見習い時代に 終電前ぎりぎりに 飲むように食べてた思い出のカレー屋さんに寄ってきました。

  
アメリカ村外れにあるMadras5というカレー屋さんです。

初めてゆっくり食べました。笑

20歳のとにかく祈るように必死の日々の頃食べさせて貰った味。36歳で味わって食べた。

本っ当に、めちゃめちゃ美味しい‼︎‼︎‼︎‼︎

あの頃は 食べることはこなすことだったな。

情熱と反比例して、何にも、誰にも形に出来ない悔しさ。手探りを止めないように、忙しくただ時間が過ぎることが当たり前にならないように。とにかく自分の大事な芯だけは失わないように。もう祈りに近い感覚で毎日居たな。

 あの頃は 食べることはこなすことだった、

今は

食べることは生きること。

生きることは楽しみきること。

そう変えれていたな。

今が確実に好きだ。

幸せだ。

飲んで食べてたMadrasのカレー 。                 味わって食べたMadrasのカレー。                                                       

とびきり美味しいことは相変わらず。

ただ、ただ、今は楽しく美味しかった!                               

ティルマンスの展覧会からカレーに話しが飛んでしまいましたが、おかげさまで16年前の自分と今の自分を行き来できました。

これからもMadrasのカレーは相変わらず美味しいから、、

フンドシ締め直して邁進‼︎‼︎‼︎

今日のメッセージは、

大事な私を支えてくれる弟子                                      ほっしーとゆんちゃんへ